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2026.07.30

AIに、
どこまで入れていいのか

自分の線を、自分で引けるようになって帰る50分

タガル / フリーランスAI講師・言語化コーチ

1
はじめに

昨日、37人が答えてくれました

37
アンケート回答
4.73
満足度(5点満点)
32
「不安」を書いた人

ありがとうございました。全部読みました。

2
はじめに

いちばん多かった不安は、これでした

個人情報・セキュリティ 12人
ハルシネーション(嘘)5人
操作・慣れ4人
指示が言葉にできない3人
3
はじめに

しかも、中身が具体的でした

取引先の資料をアップロードしていいのか
Xやブログの、人の投稿や記事を扱って良いのか
自分のPCの中身を、ほぼノーガードで見せてしまっている

※ お名前は伏せています

4
はじめに

そして、こう聞かれました

タガルさん自身が
どう線引きしているのかを聞きたい

今日はそれを話します。

正解を配る会ではありません。僕の線を見せるので、
あなたの線は、あなたが引いてください。

5
CHAPTER 1

個人情報とは
何か

6
1. 定義

法律では、こう決まっています

  1. 生存する個人に関する情報であること
  2. 特定の個人を識別することができるもの
  3. 他の情報と照合すれば識別できるものも含む

個人情報保護法 第2条第1項 / 個人情報保護委員会

7
1. 定義

大事なのは、3つ目です

単体では誰か分からなくても、
手元の別の情報と合わせて分かるなら
それも個人情報
「これ単体なら平気」は通用しません。組み合わせで決まります。
8
1. 定義

覚えなくていい2つの区分

それ単体でアウト
マイナンバー
運転免許証番号
保険証の番号
顔認証・指紋のデータ
特に配慮が要る
病歴
犯罪の経歴
人種・信条
社会的身分

個人識別符号/要配慮個人情報(同法 第2条第2項・第3項)

9
1. 定義

でも、これだけだと動けません

法律の定義は、「該当するか、しないか」の1本線しかない。

だから全部ダメに見えて、止まる。

昨日のアンケートを読んで、
「全部ダメ」か「全部OK」かで考えている人が多いな、と思いました。

10
1. 定義 / ここが本題

だから僕は、2段階で考えています

1段目
これで個人が
特定できるか?
= 法律の定義と同じ
2段目
漏れたとき、その被害を
自分が背負いきれるか?
= ここが自分の基準
2段目を足すと、判断が自分の手に戻ります。
11
1. 定義

同じ「名前」でも、答えが変わる

情報特定できるか背負えるか判断
公開しているペンネームできる背負える入れてよい
実名 + 住所できる背負えない入れない
取引先・お客さんの名前できる自分の問題じゃない入れない
3行目が大事です。他人の情報は、背負う・背負わないを自分で決められません。
だから最初から外します。
12
1. 定義

前に言ったことと、同じです

これ、世界に公開されても
致命傷じゃないか?

7月の勉強会で、こういう言い方をしました。
言葉を変えただけで、僕の基準はずっとこれ1本です。

13
CHAPTER 2

僕はこう
線を引いています

昨日の動画を例にします

14
2. 実例

昨日の手順動画、全部映っていました

画面録画をそのまま出すと、ほぼ必ずこうなります。

15
2. 実例

隠したもの/残したもの

隠した
メール・電話・生年月日
自宅と勤務先の住所
あえて残した
「言語」の行

ここを押す、が伝わらないと
動画の意味がなくなるから
画面に「モザイク部分は個人情報です」と書きました。
隠すと詮索されます。先に言えば済みます。
16
2. 実例
全部消せば、安全です。
でもそれだと、誰も再現できない。
守ることと、届けることは
両立させないと意味がない
17
CHAPTER 3

会社や取引先の
ものは、どうするか

18
3. 取引先

問いを、置き換えます

✗ こう考えると答えが出ない
入れていいか、
悪いか
◎ こう考える
入れたことを知ったとき、
相手はプラスに思うか
マイナスに思うか
19
3. 取引先

判断の順番

  1. 会社にルールがあるなら、それに従う(大前提)
  2. 相手のAIへの関心度を、会話の中で測る
  3. プラスに受け取る相手なら、入れる判断ができる
  4. 使いたいのに通らない → デモを上司に見せる
20
3. 取引先
「AI使わせてください」と
言葉で頼んでも、まず通りません。

目の前で1本作って見せる。
昨日みなさんがやったこと、そのままです。

説得より、実物のほうが早い
21
CHAPTER 4

その悩み、
どの道具か

昨日いただいた宿題の答え合わせです

22
4. 切り分け

読ませてもらって、気づいたことがあります

25
悩みを書いてくれた人
8
Notebookで解けるもの
これはみなさんのせいではありません。
「AIでできること」と「Notebookでできること」の地図が、まだないだけです。
今日、その地図を渡します。
23
4. 切り分け

4つに分かれました

道具いただいた悩み
Notebook取説の束/資料と議事録の要約/本の要約/毎回コピペしている文章
エージェントAISNS自動投稿/ファイル整理/画像生成の自動化/先回りの催促
ふつうのチャットAIメールの返信案(4人)/献立づくり/宿題の丸つけ
道具の問題ではない会社がAIの利用を制限している = ルールの話
24
4. 切り分け / 答え 1

マンションの取説の束が、重い

全部入れて、
「エラーE3は?」と聞けます。
そして、紙は捨てられます。
25
4. 切り分け / 答え 2

300社分の休業案内を、Excelの表にしたい

Data Tableで、いけます。
ただし件数が多いので、分けて回してください。
一度に全部は無理でも、大型連休ごとの憂鬱は減らせます。
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4. 切り分け / 答え 3

添削のたびにコピペするのが手間

ソースに入れておけば、
毎回貼らなくていい。
これがいちばんNotebookらしい答えです。
毎回渡すのをやめて、置いておく。
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おわりに

今日、覚えて帰るものはありません

あなたが「これは入れない」と決めるもの
3つを、チャットに書いてください

正解はありません。自分で決めたことが、正解です。

28
おわりに
不安は、なくさなくていい。
線を1本引くと、動けます。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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